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読書感想文 第18巻

『篁破幻草子シリーズ』  作:結城光流
一、あだし野に眠るもの
二、ちはやぶる神のめざめの
三、宿命よりもなお深く
四、六道の辻に鬼の哭く
五、めぐる時、夢幻のごとく

一、二:角川ティーンズルビー文庫
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出し直しの経緯とかは、Wikipedia見てください。


ハマって読んでる少年陰陽師シリーズの作者さんのデビュー作です。
小野篁(おののたかむら)が主人公で、橘融(たちばなのとおる)が親友。
作中には日本書紀とか古事記とか、その辺で読めそうな、神様やら一度では覚えられない名前の方々が大勢登場します。

昔から、小野篁が昼は内裏の仕事、夜は冥府の仕事をしていたと言われておりますが、その篁が、冥府の仕事をし始めた頃のファンタジー作品です。

篁を中心として、彼に関わる人の中に6人のキーパーソンがいて、7人それぞれが北斗七星の一つを宿星としてその宿命を背負っています。

篁:異形の者が見える力を持ち、非の打ち所のない、イケメン(俺様性格最強)
融:こちらは普通の人。内裏では右近少将。剣の達人(天然全開なお人好し)

少年陰陽師は、ラスボスがいろんな形で様々な敵を出してくるし、いろんなお話しの展開がおもしろいんですが…
こちらはラスボスもその手の内も、結局ラスボス倒さなきゃ!ってのが早い段階で分かってくるので、ところどころ飽きが来る部分がありました。

最後はすべてがめでたしめでたしになるんですが、おいら的には別の展開が良かったな…と思ったり。
まぁMy陣営側で犠牲者3人出てるから、10台向けのお話ではこれが限界なのかも。

シリーズ全般、楽しく読ませて頂きました<(_ _)>