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読書感想文 第38巻

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『おかえりの神様』  作:鈴森丹子(絵:梨々子)

メディアワークス文庫

 

今までいろんな神様ものを読んできた。

ほとんどが人の手助けをしてくれたり、実際にお願いをきいてくれたり。

でも、この神様たちは、寄り添ってくれるだけ。

 側にいて、話を聞いてくれる。でもストレートに助けたりしない。

4人の恋愛模様に姿を見せて、呑み屋のおかみさんの如く話し相手になってくれる。4人はそれぞれが自分の力で幸せを掴んだ。

話をしていくうちに、客観的に考えることができたりするんだよね。

 

堂々と人間の前に現れて、神様だと名乗って言いたいこと言うけど、それが的外れではなく、4人ともにいろいろ考えるきっかけになってった。

 

布袋さんのやり方は好きになれないけど、それはそれで数多いる人のやり方の一つ。

でもごめん、おいらは好きになれん。きっとおいら以外にあなたのやり方を好きになってくれる人がいると思います。

と、遠巻きにしたい人。

 

そもそも神様って、昔から身近にいて見守ってくれて、人が生きてく上での手助けをしてくれる存在(気まぐれだけど)なのが、おいら的な位置付け。

このお話に出てくる神様達は、ちょうどいいあたりにいるなぁ。

うちにも遊びに来ないかなぁ~とちょっと思う感じでした(笑)

 

今回も電子書籍で読みましたが、表紙二つがかわいいので両方アップしました。