読書感想文 第7巻
『我、天命を覆す 陰陽師・安倍晴明』作:結城光流
角川文庫
少年陰陽師の作者の方の作品です。
少年陰陽師の本編では、なかなかの狸爺ぶりを見せてくれる晴明殿の若かりし頃のお話し。
映画になったお話は、おいら知りません。
今度読んでみるつもりでいますが、こちらの晴明殿は、若かりし頃はかなりやさぐれて…というか…(^_^;)
そんな晴明殿、超が付くほどの人嫌い。
出自から周りに疎まれて、仕方ないのかな…とは思いますが。
華々しく活躍するというよりは、内裏の陰陽寮に出仕して、適当に仕事して…な感じ。
でも晴明殿が作る護符は誰よりも効き目があるから、疎まれてるはずなのにみんな護符の依頼だけはちゃっかりしてくる。
よけいに人が嫌いになる…。
かっこつけすぎなのは置いといてww
その式神へと下す道程は、自分自身を知る歩みでもあったわけで。
お話し的に…ラストはちょっと切なかった。
あやかしの方にも言い分があるのに…。
もっと他に手はなかったの!?
WINWINになるように、もっと修行しれや!!と思ってしまいました(^_^;)
続きがねぇ…文庫化されてないんすよ。
する気あるのかなぁ。
してくれると嬉しいけど、してもらえなかったらデカいの買わなきゃ(T_T)