読書感想文 第45巻
『神様の御用人6』
作:浅葉なつ/メディアワークス文庫
5作目から、少し間があいてしまったので、思い出しながら読みました。
今回は一つ目が神田明神のあの方。
作者らしいちょっとお茶目なキャラになってたけど、わりと好き(笑)
ただ…すみません。歴史の授業は遥か昔なので、ちっとも覚えてませんでした<(_ _)>
二つ目は、大国主神の国譲りに登場するあの神様。鹿島神社が舞台。
大国主神と須勢理比売の夫婦は既に登場済みなんだけど、今回もチラリと登場。
国譲りで顔を合わせたあの神(ひと)との再会にうろたえる姿が笑えます(笑)
三つ目は、宗像大社の三姉妹。舞台は九州です。
一つ目は東京だし二つ目は茨城県、三つ目は九州。
無報酬の御用人様、交通費が大変(;´Д`)
でも、東京は誘ってくれた側が交通費も宿泊費も出してくれたから、その辺は大神も気を使ってくれたのかな(笑)
どのお話も、相手のことを思い、その思いが怨みに変わってしまったり、すれ違ってしまったり、勘違いを引き起こしたりと、全てが相手を思う気持ちの強さからくるものでした。
相手を思う気持ちが強くなればなるほど、冷静さを欠いて、大事な相手の気持ちが見えなくなる。
人との結びつきが強い神様達ですから、心の有り様も人に似てるのかもですね。
このお話は、章の合間に神様講座(ワンポイント)も楽しめるので、神社に興味が湧いたり、もやっとした部分が分かったりと、その点も面白いです。
神様のお話と平行して、穂乃香ちゃんとのこともちゃんと話しは進み…。なんと強烈シスコンの兄貴登場ww
自分とたいして年の変わらない兄貴の登場に、前途多難さが分かりやすいくらいでまぁ(笑)
巻末では、八岐大蛇を倒したあの方がチラリ。
ますます楽しみになりました。
その前に、前作読み返して復習しとかなきゃ(^_^;)