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読書感想文 第48巻

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『ぼんくら陰陽師の鬼嫁』

作:秋田みやび/富士見L文庫

 

京都が舞台の現代物語。

現代物でもいろいろ見てきた陰陽師系のお話しですが、この話が一番身近に感じました(笑)

突然出会って契約結婚をする表紙の2人ですが、実はその前からの縁(えにし)がおありで。

 

五行相剋とかの話は、身近な例をあげてもらったので分かりやすかったです(笑)

契約前提なので、素直じゃないところがあったり、ぼんやりと嫁姑の争いがあるけど、姑さんとの争いがぼんやり見える程に、お互い悪くは思ってないようで、かわいらしい嫌みに対してのスルースキルがあれば全然平気なレベルで、バトルらしい感じはしなかった。

これから1人ずつ、おじゃま親戚が増えるのかなぁ(笑)

 

普段読み慣れてるお話では十二神将だったけど、ここでは数は同じ十二天将

今回の登場は、白虎と玄武(ツインズ)と天后。

こっちの天后はゴスロリだけど、向こうの天后に着せても似合いそうだ(笑)

 

いろんな所でいろんな解釈で読めて、素直に面白いと思ったのは、ここが初めてかも。

自分の中では、十二神将であの絵柄でイメージ固定されてるから、違うとあまりいい気がしないことが多かったけど。

人それぞれの解釈があるから当然なんだけど、上手く飲み込めないというか。

でも、このお話の天将達は、同じ素材で違う味付けの料理もおいしかった…そんな感じです(笑)

 

これも続きが楽しみな一冊になりました。