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読書感想文 第17巻

『からたち童話専門店  えんどう豆と子ノ刻すぎの珍客たち』
『からたち童話専門店  雪だるまと飛べないストーブ』作:希多美咲
集英社オレンジ文庫

兄弟構成は、以前読んだ『九十九さん家のあやかし事情』と同じ。
こちらは主人公が三男君で、九十九さん家は一番下の妹。

初瀬家の向かいにある『枳殻(からたち)童話専門店』の店主・枳殻九十九さんと、初瀬家五兄弟のお話しです。
枳殻童話専門店は、昼間は人間夜はあやかし相手のお店。

それにしても…初瀬家+枳殻さんも、九十九さん家の五兄弟も、なぜにみんなイケメン揃い?ww
どこかでアニメ化狙ってますか?作者はそうじゃなくても、実は出版社的に…という裏読みしそうなほどに、イケメン揃いですww

様々な出来事に絡めて、アンデルセンやグリムの童話が出てきます。
座敷わらしや蜘蛛男、釜戸守り…出てくるあやかしは純和風、童話は洋物ばかりの不思議なお話しですが、おもしろかったです。

一巻の、五兄弟が母と離れなければならなくなった理由が明かされるところは泣きました(゚ーÅ) ホロリ
二巻では、主人公の零次君が子どもの頃に、あやかし絡みで凍死しかけたお話しで、忘れていた思い出が少しずつ蘇って、雪女一族の子ども(男の子)と交わした約束を思い出す。

雪女一族の男の子も同じように成長してて、イケメン君として表紙を飾っております。

えんどう豆の童話や、雪だるま、実はディズニーの話とはちょっと違うらしい美女と野獣の原作…。
おいらの知らない童話にも触れることができて、興味もわいてきました。
一度ぜひ、都合よく解釈されていない、原作の童話を読んでみたいです。


明後日には、九十九さん家の続き(三作目)が発売なので楽しみにしております。