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読書感想文 第6巻

『九十九さん家のあやかし事情  一・二』作:椎名蓮月
KADOKAWA  富士見L文庫

長男:百太郎(ももたろう) 若すぎる大学準教授
あやかしを目で感じる
次男:勇気(ゆうき)  フリーター。あやかしを臭いで感じる
三男:恵(めぐみ)  大学生。縫い物担当。一番のシスコン
あやかしを耳(音)で感じる
四男:若葉(わかば)  高校生。九十九家の台所奉行。実はキレるとかなりヤバいが普段は温厚。
あやかしの気を触れて感じる
五男:藍音(あいね)  中学三年生。見た目の良さから女の子に人気があるが、今のところ妹以外どうでもよく、ラブレターを赤ペン添削して本人に返す性格。
あやかしの気を味で感じる(食事の味がかわる)
一番末の長女:あかね  中学二年生。
人の5倍の過保護さで兄達から守られ育ってきた。
兄たちのような力は無いが、あやかしが好む気を無尽蔵に持ち、気づかないうちに垂れ流してるため、いろいろ寄ってくる。


本全体の印象としては、あかねから見た兄ちゃん達の印象みたいなものが何度も出てきて、ちょっとくどい感じはする。
最低でも2回出てくれば、いちいち書かれなくても分かるよ…と少々うんざりする点はあるかも。

個人的には、兄ちゃんずがイケメンじゃなければ…というか、人並みな容姿ならもっと良かったな…と。
この手の話にイケメン要素は、おいらはいりませんww


お話しのあらすじとしては…。
父はあかねの記憶に残る前に他界、母は二つか三つの頃に他界。
親の残してくれたものと兄達に守られ育ってきたあかね。
14才になったあかねに、亡くなった父から預かった手紙というのが届けられ、
【あやかしが、嫁になれと迎えにくるので、気に入らなければ追い返してください】
と書かれていた。
可愛い可愛い妹を、そんな奴から守るぞ、おー!なお話しです。


お父さんが拝み屋的なことをしていたとかで、家の蔵から手がかり的な物を発見。
札らしき紙が貼りついたアルミの箱。次男の勇気が軽い気持ちで開けてしまったところ、中に封じられていたあやかしが、脱走。
残されたうさぎの縫いぐるみに、白蛇のあやかしが封じられていた。
その白蛇さんからいろいろ聞きながら、トラブル解決していきます。

14のくせに、あまりに主役のあかねが脳天気というか、無知で、今どきの14才ってこんなに知らない事だらけじゃないでしょ…。
と突っ込みたくなるところは多々ありますが、面白いので続きを楽しみにしてます。