つぶやきより長く日記より短く

ひとことブログみたいに気軽に…のはずが、最近はめっきり読書blogになってます

読書感想文 第4巻

前の感想文の後…
けっこういろいろ読みました。
あ、もちろん読みつづけてる訳じゃないです。
毎日読んでたらあっという間に消化してしてしまうので、買う冊数がえらいことになります。
財布と睨めっこしながら買ってます。
間にONE PIECEとかコナンとかマンガもはいってます(^_^;)

読んだ中で特に面白かったのを。
先日Twitterで画像上げたうちの一冊。


『妻恋稲荷 煮売屋ごよみ』作:五十嵐佳子
出版社:白泉社 招き猫文庫

煮売屋さんというのは、今でいうお惣菜屋さんのこと。
舞台は江戸です。
主人公のお駒さんは、気っ風がよくて器量よし、愛想もいい人気者の芸者さんが、とある大店の若旦那と結婚。
お店は料理屋。若旦那は板長。

芸者上がりと後ろ指をさされ、お店やお店の人たちががバカにされないように、頑張ってやってきた。
数年後、大事な恋女房ならぬ恋旦那は心の臓の発作で呆気なく他界。

様々な店が並ぶ五軒長屋の一角に住まいを移し、何をするでもなく日々を過ごして半年足らず。
長屋人達や元の料理屋の人達、いろんな人たちに支えられ、そして何より料理人だった旦那様から教わった数々の料理を作り、煮売屋をやってく事で少しずつ立ち直っていきます。

作品の中に出てくるお料理は、お馴染みの和食。
おいら達の世代かそれより上の人達ががおばあちゃんの家に行くと必ず目にしたようなものばかり。

江戸の頃はお稲荷さんは、油揚げまるっと一枚使ってかぶりつくものだったんですね。
お駒さんと若旦那は、油揚げを半分にした今のタイプのお稲荷さんを料理屋さんで出してたようですが。

竈のご飯にきんぴらゴボウ、おからの煮物、あさりのしぐれ煮、芋天、炒り豆腐に蕗の煮物…。
あぁよだれでる(´º﹃º`)ww

大きな事件は何もありません。日常の小さな出来事を積み重ねた暖かいお話でした。

他にもあるけど、それはまた次回ww