つぶやきより長く日記より短く

ひとことブログみたいに気軽に…のはずが、最近はめっきり読書blogになってます

読書感想文 第40巻

『路地裏のあやかしたち~綾櫛横丁加納表具店』 作:行田尚希 / メディアワークス文庫 表具店…最近はあまり見かけなくなりましたね。 建て売り住宅用の安いのではなく、ちゃんとした邸宅の襖とか障子の貼り替えや屏風のお直し、絵画や書などを掛け軸にするお…

読書感想文 第39巻

『あやかし古書店~僕はきみに何度でもめぐり逢う~』 作:蒼井紬希 / TO文庫 どSっていうほどでもない、単に無愛想な古書店店主。 でも、その無愛想にも彼女がその古書店に来たのも、そこで働き店主に興味をもち、恋心を持つようになったのも、全て理由があ…

読書感想文 第38巻

『おかえりの神様』 作:鈴森丹子(絵:梨々子) メディアワークス文庫 今までいろんな神様ものを読んできた。 ほとんどが人の手助けをしてくれたり、実際にお願いをきいてくれたり。 でも、この神様たちは、寄り添ってくれるだけ。 側にいて、話を聞いてくれ…

読書感想文 第37巻

『玉依姫』作:阿部智里 文藝春秋 八咫烏シリーズ最新作です。 前作、八咫烏達が住む山内に大きな地震が起きた所で終わってました。 てっきりその続きかと思いきや、少し先のあたりの話になってました(笑) でも、この順番でなきゃいけない何かがあるんだろう…

読書感想文 第36巻

修法師百夜まじない帖シリーズ 『冬の蝶』『慚愧の赤鬼』『鯉と富士』 小学館文庫 もともと電子書籍として配信されているものを書き下ろし二作を加えて文庫化した作品…の電子書籍版です(笑) 津軽でイタコの修行をした百夜(ももよ)は盲目。そして津軽弁は江戸…

読書感想文 第35巻

『妖怪の子預かります』作:廣嶋玲子 創元推理文庫わらわらちょこちょこいろんな妖怪が出てきて、それだけでも楽しかったです。妖怪達の子を預かる子預かり屋をやっていた、妖怪うぶめの住処を壊してしまった弥助。そのせいで妖怪裁判にかけられ、うぶめの家…

読書感想文 第34巻

『烏に単は似合わない』『烏は主を選ばない』『黄金の烏』『空棺の烏』作:阿部智里 文春文庫こんなに自分に合う作品はホントに久しぶりです。登場人物を表す説明が最小限で、何度も繰り返されない。そのために巻頭の説明書きがある。場の空気を形容する言葉…

読書感想文 第33巻

『神去なあなあ日常』『神去なあなあ夜話』作:三浦しをん 徳間文庫高校卒業後、特に定食につくわけでもなく、大学に進学するわけでもなく…やりたいこたも無かったから、適当にバイトでもして…。と思ってた主人公の勇気突然、学校の先生に“就職先決めてきた…

読書感想文 第32巻

『座敷童子の代理人3』作:仁科裕貴『あやかしとおばんざい~ふたごの京都妖怪ごはん日記~』作:仲町六絵どちらもメディアワークス文庫前回の31巻に引き続き、この二冊も待ってた作品。未だにラノベと呼んでいいのかわからないジャンルで、Twitterでは“キ…

読書感想文 第31巻

『かくりよの宿飯 4~あやかしお宿から攫われました~』作:友麻碧『黎明国花伝』作:喜咲冬子『九十九さん家のあやかし事情 4~五人の兄と大神の子守唄』作:椎名蓮月富士見L文庫(三冊すべて)かくりよの宿飯シリーズと九十九さん家のシリーズは、待ちに…

読書感想文 第30巻

幽遊菓庵-春寿堂の怪奇帳一~五-作:真鍋卓 (富士見L文庫)主人公の名月(眼鏡の青年)は、人ならざるものが見えすぎる体質から、見えない人と同じように生活していくことが難しく…。出来る限り人と接触しない和菓子製造の仕事にやっとつけたと思ったら、店主が…

新刊発売日

まあ、お店には並んでたけど、今日が公式発売日だそうで…。電子書籍化されるのが待てなくて、紙本で買う気満々だったのですが…。帰りの電車…もう少しで自宅最寄り駅って時にメールきた。予定の本が電子書籍化されたお知らせ…。☆-(ノ゚∀゚)八(゚∀゚ )ノイエーイ☆って…

読書感想文 第29巻

1.『幽落町おばけ駄菓子屋』2.『幽落町おばけ駄菓子屋 思い出めぐりの幻灯機』3.『幽落町おばけ駄菓子屋 夏の夜空の夢花火』4.『幽落町おばけ駄菓子屋 たそがれの紙芝居屋さん』5.『幽落町おばけ駄菓子屋 春まちの花つぼみ』6.『幽落町おばけ駄菓子屋 晴天に…

読書感想文 第28巻

『南都あやかし帖~君よ知るや、ファールスの地~』作:仲町六絵 メディアワークス文庫『からくさ図書館来客簿』シリーズを書かれた方の、からくさ図書館より前の作品。タイトル的には気になっていたものの、レビューを見て、主人公の名前が「天竺ムスル」架…

読書感想文 第27巻

『わが家は祇園の拝み屋さん』『わが家は祇園の拝み屋さん~涙と月と砂糖菓子~』作:望月麻衣 角川文庫祇園と書いて“まち”と読みます。現代物でも陰陽師が出てくるお話はいろいろ読んだけど、これが一番身近に感じる。こういうおばあちゃん、本当にいそうだ…

読書感想文 第26巻

『最後の晩ごはん』1、ふるさととだし巻き卵2、小説家と冷やし中華3、お兄さんとホットケーキ4、刑事さんとハンバーグ5、師匠と弟子のオムライス6、旧友と焼おにぎり作:椹野 道流 角川文庫最初は主人公が踏んだり蹴ったりなところから始まって、好き…

読書感想文 第25巻

『晴追町には、ひまりさんがいる-はじまりの春は犬を連れた人妻と』『晴追町には、ひまりさんがいる-恋と花火と図書館王子』作:野村美月講談社タイガ読書メーターというサイトで、同じく読書メーターに登録している相性の良い(似たようなのを読んでる)方…

読書感想文 第24巻

『おいしいベランダ。午前1時のお隣ごはん』作:竹岡葉月『堕ち神さまの神頼み』作:さくまゆうこどちらも富士見L文庫まずはおいしいベランダ。ちょっといいなと思ってたお隣のイケメンサラリーマンが、実はS気味園芸男子。しかも食えるものしか育てない(…

読書感想文 第23巻

『招き猫神社のテンテコ舞いな日々1.2』 作:有間カオルメディアワークス文庫出来のいい兄のように親の期待に応えることが出来なかった小学生が、ほとんど親に相手にされず、作り笑いと処世術を纏い一流大学に入り、一流企業に入り…友人と起業。処世術のもろ…

4月の読書

1ヶ月で30冊読みました。中旬くらいに、仕事疲れに読み疲れが加わり、読書ストップしてる期間もありましたが、それでもけっこう読みました。今月も読むよ~!すでに電子書籍で四冊購入。GW明けたら連休取れるので、その時にはゆっくり紙本読もうと思ってま…

読書感想文 第22巻

『海波家のつくも神1・2』『ひとしずくの星』作:淡路帆希/富士見L文庫両脇の海波家のお話は、現代物です。長く大事に使われてきた物には、いつしか魂が宿り付喪神となる…。何百年ではないけれど、曾祖父さんの代からある掛け軸の少女と子犬、お婆ちゃん…

読書量

メーターさん登録してから、だいたいどのくらい読んだとか、何を読んだとか、しっかり記録されるんですが…。割と読み返しが多いwwこのところ、少年陰陽師の最近のシリーズ読み返してます。話がややこしかったりしてくるけど、やっぱり籠目以降の作品の方が…

読書メーター

というサイトに、読んだ本を登録してみました。去年の11月から読んだものを、読了日をブログの投稿日に合わせ…中には登録してないのも数冊あるけど2月3月は、ほぼ毎日一冊読み終わってる…。実際は、休みの日にガッツリ読むからそうでもないんだけど…月に30…

読書感想文 第21巻

『からくさ図書館来客簿 第二集 ~冥官・小野篁と陽春の道なしたち』作:仲町六絵メディアワークス文庫流れは前回と同じく、三章の後半から四章にかけて、篁さんと時子様に絡む内容になってて、時子様が少しずつご成長あそばされております。それにしても…表…

読書感想文第20巻

三軒茶屋星座館① 冬のオリオン作:柴崎竜人講談社文庫 電車の車内広告で気になっておりました。神木さんのように、おしゃれな事は言えないけど、プラネタリウム行きたいなぁ…と思いました。作中では、地元FM局で紹介された後、かなり賑わっておりましたが、…

読書感想文 第19巻

『からくさ図書館来客簿 ~冥官・小野篁と優しい道なしたち』作:仲町六絵メディアワークス文庫少年陰陽師シリーズにちらちら登場する、ドSな小野篁さん。同じ作者さんのデビュー作がその篁さんのハイティーン時代の作品。Twitterでフォローしてるメディアワ…

読書感想文 第18巻

『篁破幻草子シリーズ』 作:結城光流一、あだし野に眠るもの二、ちはやぶる神のめざめの三、宿命よりもなお深く四、六道の辻に鬼の哭く五、めぐる時、夢幻のごとく一、二:角川ティーンズルビー文庫 ↓ ↓一から五:角川ビーンズ文庫出し直しの経緯とかは、Wi…

かけまくも…その後

以前、何か嫌なことが続くなぁ…って時の祓え詞として、「かけまくも かけまくも」と唱えると良いらしい…と書きました。ホントは長いのがあるけど、「かけまくも かけまくも」の略式でも神様には聞こえると。で、その後…「かけまくも かしこき 伊邪那岐大神……

読書感想文 第18巻

『ゆきうさぎのお品書き 6時20分の肉じゃが』作:小湊悠貴集英社オレンジ文庫祖母が大事にしていた小料理屋『ゆきうさぎ』祖母が他界して3ヶ月…25になった孫の大樹が受け継ぎ再開させるところからお話はスタートします。長いことバイトと称してお手伝いして…

読書感想文 第17巻

『からたち童話専門店 えんどう豆と子ノ刻すぎの珍客たち』『からたち童話専門店 雪だるまと飛べないストーブ』作:希多美咲集英社オレンジ文庫兄弟構成は、以前読んだ『九十九さん家のあやかし事情』と同じ。こちらは主人公が三男君で、九十九さん家は一番…