つぶやきより長く日記より短く

ひとことブログみたいに気軽に…のはずが、最近はめっきり読書blogになってます

読書感想文 第42巻

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『神隠しの森~とある男子高校生 夏の記憶』

作:梨沙/集英社オレンジ文庫

 

6月に発売されたときから気になっていたけど、頑張って電子化を待って読みました。

一言で言うと“不思議なおもしろさ”

 

完全に完結されてないような、もしかしたらまだ続きでるかも?な予想もできる。

でも中途半端さは感じませんでした。

怨霊信仰の神社のある村が舞台。ホラーちっくな面はありますが、けして怖すぎず。

『……………オォゥ…( ;゜Д゜)ブルッ』

ってなるような怖さ(笑)

 

表紙の子達が主な登場人物なんだけど、章ごとに誰と誰がメインになるか変わるので、最初だけ少し戸惑ったけど、すぐに慣れてサクサク読めました。

 

神様って、ただ優しく見守ってくれたり、お願い叶えてくれたりする訳じゃないんですよね。

怨霊信仰だから、怖さ7:優しさ3ってとこかなぁ。

ただ赤姫様はタッグ組んでるからな(笑)

 

いつかこの子達が大人になったとき、集まるたびに思い出話になるのかなぁ。

本気(もとき)君も薫君も、いつか村の外へ行けるようになるといいな…。

 

京都にいます その2

朝8時過ぎに起床。

京都駅で子めると別れ、市バス一日券を買っていざ!

まずは…


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じい様に会いに晴明神社へ。

嬉しさのあまり二礼二拍手一礼の、最初の二礼を忘れた!Σ(゚Д゚ υ)

じい様ごめんなさい<(_ _)>


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この奥にある【桔梗堂】という小さなお店で、勾玉の鈴を買いました。


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普通のチリチリいう音色ではなく、ドラムスティックで銀のぶら下がってるヤツをしゃららら~とやるとキラキラ音がでる…あれの音に似てるのですごく静かです。

ほかにもお守りと御朱印帳を入手。

もちろん先にしっかりお参りは済ませました。

ここが終わって次は貴船神社へ。


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これは奥宮の写真です。

観光客が多かったのに、ここでは珍しく一人になれました。

軽く通り雨が降った後はいいお天気に。

ここの後は北白川を経由して真如堂へ。


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『からくさ図書館来客簿』では、真如堂の井戸から来る晴明様。

出入口発見?!(笑)

ここの後は、やっとお食事(^_^;)

朝、ホテルでサンドイッチをちょっと食べてからペットボトル一本分の水分補給をしただけだったので、Twitterでご紹介いただいたお店

【はなふさEAST店】という喫茶店へ


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ミックスサンドとコールコーヒー(濃縮したアイスコーヒーに氷を入れずに楽しむ冷たいコーヒー)を注文。

コールコーヒーは、夏季限定メニューでしたが、薄めの冷たいエスプレッソって感じでおいしかったです。

それにしても…久しぶりに“喫茶店のサンドイッチ”を堪能。

こういうお店、家の近くにも欲しいです(゚ーÅ) ホロリ

最後に行ったのは岡崎神社


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狛兎のいる神社さん。

こんなかわいいおみくじもあります。


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予定の工程はすべて回り、四条河原町で珈琲味の八つ橋を買って子めると合流。

ぷらっとこだまグリーン車でのんびりまったりぐったりしてます(笑)

 

今回の旅は

晴明神社貴船神社少年陰陽師(結城光流)

北白川~真如堂:からくさ図書館来客簿(仲町六絵)

岡崎神社:あやかしとおばんざい(仲町六絵)

からコースをチョイスしました。

俗に言う…聖地巡礼?(^_^;)

あんまり好きな言葉ではないけど、お話の中に出てくる場所に行けたのは、嬉しかったしいい思い出になりました。

京都は、本当は一年くらい住み込みで観光したい(;´Д`)

またいつかぜひ行きたいと思います。

そうそう…貴船の山道と真如堂の山道と参道で、カラス揚羽がヒラヒラ。

あんまり見かける印象が無いだけに、おかんついてきたか…と(笑)

旅好きな人でしたからね。

 

あ、余談ですが…。

晴明神社を後にして、貴船へ行く叡山電車の中で、晴明神社のツイートが…。

船越英一郎様がプライベートでお越しになりました』

残念(笑)

京都にいます

ぷらっとこだまで京都に来ました。

14時前に駅について、荷物をロッカーに入れて…


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この子に会いに


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ここへ行ってきました。


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外にこの子がいたり


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この子がいたり


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999のプレート(C62 48)があったり

 
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こんなのもあったり。

 

そして京都鉄博といえばここ!

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転車台~


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回ってるとこ~


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回ってたこの子にも乗ってきました。


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お召し機関車とか


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999の映画の際に取材された機関車とかもありました。

10分休憩を挟んで3時間歩きっぱなし。

今はホテルでひと休み中。

もう少ししたら夕飯食べに外に行きます。

明日は親子別々の自由行動です(笑)

読書感想文 第41巻

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『一番線に謎が到着します -若き鉄道員・夏目壮太の日常-』

『なくし物をお探しの方は二番線へ -鉄道員・夏目壮太の奮闘-』

作:二宮敦人  幻冬舎文庫

 

もちろん架空の路線ではありますが(笑)

 

一巻は、就活に苦しむ男の子のぼやきからスタート。

自分には力がある才能があるのに、なんで一件の内定すらとれない…。あいつもこいつも決まったのになんで俺だけ…。

 

その子が利用する駅の駅員さんが夏目壮太君。

身内が駅員なので、勤務時間のこととか、駅によっては駅員さんがご飯作るとかのことは知ってました。

駅もね…コスト削減とかいろいろ考えてるんですよ。

 

タイトルみたいな大げさな謎はきません(笑)

…とおいらは思ってます。

日常の何気ない小さなトラブルを、夏目君が解決に導きますが、周りの人たちの協力あってこそだし、この駅の人たちのチームワークの賜物だと思います。

その謎を解決していくうちに、最初や幕間に出てきた就活男子の悩みも一歩前進します。

気がついてみれば、その子の家族がみんなで駅に関わってます(笑)

地方駅だから、家族ぐるみで顔見知りで関わりがあるのも何かわかるなぁ。

 

二巻は、夏目君自身のこれからにも関わること。

駅に出入りするホームレスのおじさんも絡んで、様々な人のドラマが見られます。

最後はみんなで宴会して、これで終わり?な感じもはらんでたけど、おいらとしてはステップアップした夏目君もぜひ見たいので、続きを希望します。

 

一巻二巻通して、ここの駅は本当に人に恵まれたチームワークのいい所だと思いました。近所の人もホームレスのおっちゃん達も、お客さんも。

類は友を呼ぶ…ではないですが、町の人たちの人柄が似たような駅員さん達を呼び、その駅員さん達を通して駅の周りにも似たような人達が集い、お客さんも集まってくる。

いい町で、いい駅ですね。

 

現実の駅員さん達も、始発から最終まで“時刻表通りにつつがなく”という当たり前を維持するために頑張っています。

 

駆け込み乗車による電車の遅れ、ながらスマホでのトラブル、私達乗客の側が配慮すれば防げることもたくさんあります。

予定通り、事故なく運んでくれてありがとう。

そのお礼は、マナーを守ることでお返しします。

読書感想文 第40巻

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『路地裏のあやかしたち~綾櫛横丁加納表具店』

作:行田尚希  / メディアワークス文庫

 

表具店…最近はあまり見かけなくなりましたね。

建て売り住宅用の安いのではなく、ちゃんとした邸宅の襖とか障子の貼り替えや屏風のお直し、絵画や書などを掛け軸にするお仕事です。

 

あやかしの加納環さんが営むお店。三百年近く生きる妖弧。

環さんと表具店と、そこに集うあやかしと人の物語。

長い間時間のたった絵や書には、描いた人やあるいは持ち主だった人の思念が宿る。

思念によって絵が動き出し、現在の持ち主に影響を与えてしまう。

環さんは、そういった裏の表具のお仕事をする妖弧。

たまたま人間の男の子を弟子に迎えることになるけど、恋が始まるとかは一切無い。

表具を通していろんな問題を解決していくお話し。

 

でも、おいら的には読んでて何かスッキリしないものがありました。

あやかし達は人とも仲良くしてくれる。一見、気のいい奴らなんだけど…。

何も知らない弟子に対して、必要な事(表具以外の)をキチンと語らないから、疎外感を感じるんです。

仲良しだけどここまでね~みたいな。

まあ、弟子が鈍感なところもありますけどね(笑)

学生時代、そんなことがしょっちゅうだったから、そのあたりは敏感になるんですよね…。

それ以外は楽しく読ませていただきました。

ラストがあまりにも平凡すぎる気もしますけどね…(^_^;)

そして、またいつでも続き(それか番外編)できますよ!な感じがそこはかとなく…(笑)

 

五段階評価なら…3かな。

読書感想文 第39巻

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『あやかし古書店~僕はきみに何度でもめぐり逢う~』

作:蒼井紬希  / TO文庫

 

どSっていうほどでもない、単に無愛想な古書店店主。

でも、その無愛想にも彼女がその古書店に来たのも、そこで働き店主に興味をもち、恋心を持つようになったのも、全て理由がありました。

彼女が事故で失っていた10才までの記憶が全ての鍵でした。

やっと全てを思い出したのに、彼の思い出とともにまた記憶にふたをされてしまう。

三年後、あやかしの力を取り戻した彼と再会したとき、また二人は恋に落ちました。

 

彼女が忘れてしまっても、僕が覚えている…。

何度でもめぐり逢って何度でも恋に落ちる。

その輪廻が終わることは無いのでしょうか。

 

何度でもめぐり逢って何度でも恋に落ちる…それほどまでに結びつきの強い二人。

でも、彼女が忘れてしまうたびに哀しい思いをするのは彼。

いつかその輪廻が止まり、二人でずっと幸せに…とはならないのでしょうか。

切なくて素敵なお話なのですが、哀しいお話だな…とも思いました。

また再会できて、ハッピーエンド?

私にはそうは見えなかったな。

読書感想文 第38巻

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『おかえりの神様』  作:鈴森丹子(絵:梨々子)

メディアワークス文庫

 

今までいろんな神様ものを読んできた。

ほとんどが人の手助けをしてくれたり、実際にお願いをきいてくれたり。

でも、この神様たちは、寄り添ってくれるだけ。

 側にいて、話を聞いてくれる。でもストレートに助けたりしない。

4人の恋愛模様に姿を見せて、呑み屋のおかみさんの如く話し相手になってくれる。4人はそれぞれが自分の力で幸せを掴んだ。

話をしていくうちに、客観的に考えることができたりするんだよね。

 

堂々と人間の前に現れて、神様だと名乗って言いたいこと言うけど、それが的外れではなく、4人ともにいろいろ考えるきっかけになってった。

 

布袋さんのやり方は好きになれないけど、それはそれで数多いる人のやり方の一つ。

でもごめん、おいらは好きになれん。きっとおいら以外にあなたのやり方を好きになってくれる人がいると思います。

と、遠巻きにしたい人。

 

そもそも神様って、昔から身近にいて見守ってくれて、人が生きてく上での手助けをしてくれる存在(気まぐれだけど)なのが、おいら的な位置付け。

このお話に出てくる神様達は、ちょうどいいあたりにいるなぁ。

うちにも遊びに来ないかなぁ~とちょっと思う感じでした(笑)

 

今回も電子書籍で読みましたが、表紙二つがかわいいので両方アップしました。